2017-12-24

東海電力株式会社:デザインのウラ側

【デザインのウラ側】東海電力株式会社

前提条件:最初にリニューアルのご依頼をいただいた頃は、まだ新電力への認知がなく、人工知能【AI】の成果も伝わりにくい時期でした。

その当時からは、時代も変化していますので、それを踏まえてご覧ください。

 

全体イメージ

企業全体を通じて、お客様に最初に伝えなくてはならないことは

  • 新電力の会社であること
  • AI(人工知能)を利用していること
  • あんしん/あんぜん/おとく

この3つ。

もう少し掘り下げた場合、3番目の「あんしん/あんぜん/おとく」であることは、どの企業も同じことを伝えてくることは予想できるため、別の視点が重要でした。

また、利用者視点で考えた場合、人工知能を利用している新事業参入企業というのは、実績がない企業に不安を感じる。ということも考えられます。

そこで、新電力のサービスが始まったことを最大の特徴として伝える必要があると考えました。

 

そのため、伝えるために一番大切なことはキャッチコピーだと判断しました。

 

これからは あなたが 電気を選ぶ 時代です

新電力のデザイン制作で気をつけたことは『とにかく暗いイメージを与えないこと』です。

新電力は、社会的にも認められた新たしいサービスのため、とにかく清潔感を与えることが最優先。

暗闇に落雷のイメージなど『暗いイメージを使わない』ことを決めました。

そして、競合電力会社が『明るい家族のイメージ』を使ってくると想像し、オリジナリティを感じてもらえないと考え避けました。

 

電力という言葉は伝わりにくいので【電力 ⇨ 電気 ⇨ 電球】というように、イメージが日常的で伝わりやすいモノに例えることで、わかりやすく電力を扱う企業であることをアピール材料として使用しました。

そして、消費者目線として、電球だけでは何を言いたいかわからないため、「私たちは、東海電力です。」と、電力会社であることを、あえて記しています。

 

電球だけではインパクトに欠けるため、最初に大切だと感じていた、キャッチコピーを考えました。

適切なキャッチコピーを考えるには、かなりの時間がかかりました。

『電力供給会社から、新電力会社へ移行するとはどういうことだろう?』という疑問が、頭の中を駆け巡り、最終的に

『これからは あなたが 電気を選ぶ 時代です』

という言葉にたどり着きました。

 

キャッチコピー決定の理由

これまでは、供給元(地域の決められた電力会社)が決まっていましたが、新電力が一般化され、お客様にとって一番変わった事実は

『自分で電力の供給会社を選べる(好きな電力会社や安い配給会社を選べる)時代になった』

という変化です。

その変化をそのまま言葉にして、電球の中に入れました。

また、電力会社の理念『いつも“あなた”のそばに』は、ご利用者にも社員にも一番伝えたいメッセージのため、一番大きく表記してあります。

 

選択した緑色は『電力は人類にとって自然の一部ということ』と『新時代のイメージ』が伝わるように、爽やかな印象が残る新緑の色を用いました。

 

以下は、このパンフレットを制作する際に、いただいた以前のパンフレットです。

内容はとてもよくまとまっていましたが、イメージのコンセプトがあまり立てられていなかったと感じました。

 

企業向け:高圧パンフレット

こちらは、企業向けのパンフレットです。

一般向けの小冊子に比べ、システム的な効果をイメージしてもらえるように、電球の中身を脳みそに例え、具体的にAIをイメージしてもらえるようにしました。

 

企業には、様々な新電力の営業が来ることを想定していました。

そのため、技術的な違いや成果を見せる必要があると考えて制作を進めています。

 

電力自由化の仕組みや電力の流れなどの記載もありますが、一番の信頼度は内面5番の資産事例です。

この成果が、企業にとっては安心感や信頼度といった魅力に映っていると想定しています。

 

また小冊子では、【あんしん・あんぜん・おとく】を伝えましたが、企業向けには【あんしん・あんぜん・あんてい】を3つのポイントとしいます。

企業にとっては、お得ではなく安定して運営できることが企業への信頼になるため、おとくであることを伝えていません。

文章は比較的多めですが、営業の方が説明しやすい内容にまとめ、契約へ結びつけやすい手順になっています。

 

こちらは初期案としていただいた元データです。

 

内容はよくまとまっていましたが、色にシンプルさがなくて、少し目が疲れるかもしれません。

媒体全体を通した共通の色調整は、全てのブランディングに通じます。

ブランディングの際には、色については十分な注意が必要です。

 

デザイン視点でひとこと

経営の流れや営業の流れだけでなく、イメージのコンセプトはお客様に最初に伝わる大きな要素です。

『見た目9割』と言われるように、見た瞬間、手にとった瞬間のイメージは、お客様の興味に繋がります。

その上で、営業マンの方々が営業しやすいように構成できれば、より売れるカタチを作ることができると思います。

 

デザイン制作物をご覧になりたい方はこちらをクリックしてご確認ください。

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